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コスミック・スロープ |
またしてもメンバー・チェンジが行われここにはブーティ・コリンズはいない。極端に同じリフが繰り返される傾向の強い曲が多く、いまいちアクセントが弱い。バンドは前作同様にしまってはいるのだが何かが不足しているような感じだ。何しろエディ・ヘイゼルも不在であるがためか演奏が力不足なのだ。3作目以前の重いファンカデリックが戻ってきているようだ。この辺りは好みの違いが出るところだろうが、前作のよさから比較すると思わず後退してしまったかのような印象が強い。ファンク・ポェット的曲がまた増えてきており、かつギターもエディがいないためか、 独特なスペイシーな感覚に欠けるような感じだ。主要メンバーが欠けたこの作品は完全に過渡期の作品であるといいきれる作品だ。なにしろこの作品ならではという強さも押しもないのだ。極端な話この作品は別にファンカデリックでなくとも作る事ができたのではないかというような感が強い。ブーティの凄さを逆に感じさせる作品だ。
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曲目 |
1.NAPPY DUGOUT
2.YOU CAN'T MISS WHAT YOU CAN'T
3.MARCH NO THE WITCH'S CASTLE
4.LET'S MAKE IT LAST
5.COSMIC SLOP
6.NO COMPUTE
7.THIS BROKEN HEART
8.TRASH A-GO-GO
9.CAN'T STAND THE STRAM |
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